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【アクアリウム】外部フィルターのろ材の順番は?ろ材の構成や交換時期はを解説!!苔の原因と対策。【濾過材・ろ材】

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【アクアリウム】外部フィルターのろ材の順番は?ろ材の構成や交換時期はを解説!!苔の原因と対策。【濾過材・ろ材】

45Low水槽のメンテをしつつ、フィルター掃除とろ材の交換をしました。

ステンレスカバーに2211を入れてます。

今回は、

  • 長期の水質維持に欠かせない、外部フィルターのろ材構成
  • よくある苔の原因と対処法

について書いてみました。

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外部フィルターのろ材の構成と順番。

ろ材(濾過材)にも色々ありますが、水草水槽の場合は以下のろ構成で落ち着いてます↓

立ち上げ〜2ヶ月のろ材構成と順番。

下から、

  • チャームゲルキューブ
  • エーハイムカーボン
  • 細目フィルターパッド、(2211用活性炭パッド)

最初の2ヶ月は活性炭吸着&濾過を任せてます。

ゲルキューブで物理濾過しつつ、バクテリアの定着を狙います。

2ヶ月後くらいを目安に、エーハイムカーボンを長期維持用のろ材に交換する感じです。

活性炭とは?特徴と使い方。

活性炭は吸着効率を高めた、微細な多孔質をもつ炭。

色んなものを吸着するので、立ち上げ初期の過剰なソイルの養分を吸着して初期のコケを予防したり生体由来の毒素(アンモニア)を吸着させるために使う感じです。

また、多孔質な構造がバクテリアが定着しやすい環境を作ります。

バクテリアが定着してくると、アンモニアはバクテリアが亜硝酸に分解していき、最終的に毒性の低い硝酸塩となりますが、蓄積されていくとやはり有害なので、定期的な水換えで排出する必要があります。

 

自宅は小型水槽やフラット水槽が多く、水量に対してソイルの量とソイルの表面積が広くなるので、立ち上げ時は細目フィルターパッドに加えてエーハイムの活性炭パッドを入れたりします。

この時期はエーハイムカーボンだけでも十分だと思いますが、補助的に使用してます(1ヶ月くらいでパイプ掃除のメンテ時に取り出します)

活性炭パッドの代替として外掛けフィルターの交換用の活性炭マットを入れてもいいのかもしれません。。

エーハイムカーボンはネットが付属していないので、チャームの粗目まちネットに入れてます。

3ヶ月目〜のろ材構成と順番。

下から、

  • チャームゲルキューブ
  • サブスロラットプロ(新たに少し足す
  • 細目フィルターパッド、(活性炭パッドは水草と水の雰囲気に応じて

この時期にエーハイムカーボンを廃棄して、その分サブストプロを追加します。

ろ材掃除はゲルキューブをニギニギする程度で、他は細かなゴミを流すようにすすぐだけ。

この時期にサイクルの早いニューラージとかは液肥を入れる事もあるので、

コケが出そうな気がしたらまた活性炭パッドを入れる事もあります(1ヶ月くらいで取り出す。

立ち上げから半年以降のろ材構成と順番。

下から、

  • サブストラットプロ(新たに少し足す
  • 粗目フィルターパッド
  • (必要時:活性炭パッドやリバースグレインソフト)

半年以降は通水性重視でフィルターパッドも粗目にしてます。

(粗目パッドは入れなくても良いかと思います)

砂メインの陰性水槽の場合

底床砂だけ、ソイル不使用で、

クリプト、ボルビ、ミクロソリウム、アヌビアスナナ、ブセでソイルを使わない陰性水槽です。

エーハイム2211で下から、

  • エーハイム粗目フィルターパッド(入る分
  • エーハイム細目フィルターパッド(一番上に1枚

のみ。

立ち上げから長期間ずっとコレで安定したのでだけであれば通水性と水流を確保していれば安定して維持しやすいです。

フラット水槽でアクアスカイ近距離照射でもめんどうな苔は出ませんでした。

2ヶ月目以降は、一番下から2つの粗目パッドをスポンジニギニギして軽く洗い、

下から、

  • 粗目パッド(ほぼ洗ってない物
  • 粗目パッド(軽くニギニギ洗った物
  • 細目パッド(洗うか新品に交換

と粗目パッドを2〜3ヶ月で交互に交換していきます。細目は使い古すとペラペラごわごわになるので定期的に新品にします。一番楽ちんです^^

ろ材構成。エーハイム式?ADA式?

水草水槽のろ材構成が、エーハイムの公式の説明書と異なるのは、ADA方式だからです。

  • バイオリオ→サブストラットプロ
  • バイオキューブ→チャームゲルキューブ
  • NAカーボン→エーハイムカーボン

サブストラットプロの代替として、ADAは新製品でガラスろ材のバイオリオG、エーハイムはバイオメックというのもあるのでサブストプロが消耗してきたら試してみたいところです。

ちなみに、ADA公式の方法でいけば3〜4ヶ月目でバイオリオだけで良いそうです。

複数水槽があると、交換時期を合わせるとメンテも多少楽になります。

リバースグレインとは?特徴と使い方。

リバースグレインイオン交換樹脂というタイプの吸着剤です。

一度吸着したら水中に溶け出すことはほぼないです。

活性炭と違い比較的長期(2〜6ヶ月)のろ材としても使うことができます。

使うシーンは、

  • 立ち上げ初期〜半年の間に水換えでもどうにもならない感じがする苔が発生した場合。
  • 長期維持していてPHが上がりがちな時、硝酸塩とかの酸化物を一旦消し去り水質リセットしたい時。

です。

リバースグレインソフト6.8は入れるだけで理想の水質(GH、KH1前後、弱酸性)

に近づけてくれるチートアイテムのようなもの。

これを入れて水換えをちゃんとしていればもうそれだけで安定していまうのではないのかなという気もしますが、アクアリストとして入れずにどうにかしてみたいという葛藤があります笑

ちなみに砂メインの陰性水槽、レイアウト石を入れてソイルだけど苔はそれほど発生していない、PHやGHが高い、茶苔がでる場合はリバースグレインフレッシュで良いいかと思います。

苔の原因と対処法。

よくある苔の原因と対処法について書いてみました。

アオミドロ(緑色のコケ)が出てしまう時

おそらく一番、初心者が悩む苔。

比較的立ち上げの初期にもみられる、

ふわふわの苔やドロドロ・トロトロの緑色の苔が増えてしまうケース。

(田舎の美味しいキュウリのような匂いがするが、気持ち悪いので不快笑)

茶色い場合もありますが、バクテリアが定着して水質が安定するまでの期間でよく発生します。

 

これはリンなどの栄養分が多過ぎる事や、

生体がいないことでバクテリアが立ち上がっていなかったり、

生体がいても亜硝酸が分解されずに増えてたり、

とにかくまだ環境ができあがっていない事が原因。

小型水槽のアマゾニアやプラチナソイルとかで初期から液肥添加してると出やすいです。

 

対処法

どうにもならなそうな重症例は、

  • 完全遮光14日間と頻回の水換え

で改善するかと思います。

どうにかなりそうな場合は、

  • 過剰な栄養分を活性炭で吸着しつつ週1以上で集中的に水換えで様子を見ます。
  • 生体が居ない場合はヤマトヌマエビやパイロットフィッシュや貝を投入(水質安定してない時期なので落ちる可能性高いですが)

ここで初心者は心が折れそうになるのかもしれませんが、諦めなければ安定するはず。。

小型水槽でも、CO2を必ず添加してロタラ系のサイクル速い水草のスイッチが入ってから液肥の添加をした方が良いと思ってます。

特にPHを測定して高い場合にはKHを下げた方が良いでしょう。(PHが下がりやすくなります。)

成長の遅い水草を植える場合

成長が遅いコブラグラスや、栄養分を必要としない陰性水草やウォーターローンで緑苔が出ると、

完全遮光してもなかなか改善しない事もあります。

  • アマゾニアライトやプラチナブラウンや肥料少なめのソイルで立ち上げる。
  • ロタラ系の栄養分を消費しやすい水草を植える。
  • 前景のコブラグラスはヘアーグラスショート、ウォーターローンはニューラージパール等と組み合わせて植えると栄養分を程よく消費してくれて根張りも助けます。

 

ウォーターローンメインの水槽で、海外アクアリストは立ち上げ時にPSB添加してるのを時々見かけるので生体少ない水草メインの場合は良いかもしれません。

黒髭苔、茶色の苔、糸状ゴケが出る、水草の育ちが悪い時。

「液肥も添加してるのに水草の調子が出ない・・・」

というケースではPHが高くアルカリ性に寄っていたり、同時に硬度やKHも高い時が多いです。

  • 龍王石を使いソイルで硬度が高い上にリンが過剰だと黒髭苔が召喚される。
  • 砂メインの水槽では比較的茶色の苔がでやすい。
  • 肥料切れを起こすと底床問わず、色の薄くて絡みつく糸状ゴケが出てくる。

栄養分が過剰なケースではリバースグレインソフトやフレッシュが効果的ですが、原因を把握してからにしましょう。

水換えをサボってる場合

水換えで排出されるはずですが、水換えをサボっていたことで、

水中の亜硝酸やアンモニアが増えている時

底床に硝酸塩やリン酸塩が溜まっている時

こういう時もリバースグレインは効果的ですが、

生体が居ると調子が悪いはずなので定期的な水換えを心がけましょう。

長期維持の水槽の場合

長期維持していると無害な硝酸塩とかリン酸塩とかの塩(エン=酸化物

が底床に蓄積していきます。亜硝酸や硝酸、リン酸等のイオンが過剰になるケースです。

このケースでは硬度やPHが上がりやすく下がりにくいです。

これはKHが高い場合にもそうなりがちです。

この状態で液肥添加していると水質崩壊することもあるので、

こういう時もメインは水換えですが、改善しないと大抵リセットするかと思います。

こういう時に、イオン交換樹脂のリバースグレインを3ヶ月程外部フィルターに入れて根刮ぎ塩を吸着して水質リセットします。(これが正しい使い方のような気が・・・)

CO2添加をしてPHが下がれば改善すると思います。

改善しない場合にはKHを下げ、リン酸塩や硝酸塩を下げるるために水換えとフィルター掃除をします。(水道水なら2前後なのでそのくらいなら影響はないはず)

水道水の水質による場合

毎回黒髭苔が発生するケースでは水道水の水質が原因かもしれないです。

ソイルの寿命が切れることでPHや硬度が上がり発生しやすくなっているのだと思いますが、

こういう場合は初期からリバースグレインフレッシュ等を入れて硬度GHを下げとく良いかもしれません。

(引っ越しを何回もしてきましたが、海寄りの浄水場から山よりの浄水場になってからは黒髭苔が一度も出てません。)

海寄りのアクアショップの長期レイアウト水槽がいつも黒髭に侵食されてます;

こんな感じで

以上、自宅水槽のろ材構成とケース別苔の対処法でした^^

 

 

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