ADA LABより水草水上栽培のカビ抑制に効果のある”次亜塩素酸水”が発売したらしい。【酸性の微酸性電解水HCLOとは?】
ADA LABさんからパルダリウム用のいわゆる、カビ抑制作用のある除菌スプレーが発売されたようです。
その商品は、“paluda mist care パルダ ミスト ケア”
有効成分は、微酸性次亜塩素酸水。
もちろん入手しようとすれば簡単に手に入るので、
今後、DIYしようとする方も出てきそうなのですが、かなり重大な落とし穴があるので、
今回は勝手に公式の補足と注意喚起的な感じで、簡潔に解説しておこうと思います。
ちなみに、スプレーヘッドは、
YOKIプラザD シリーズミニヘッドトリガースプレー単品 24φ(公式H P)
が純正ぽいなあと笑
スプレーボトルは24φのアルミボトル(下記リンクは口径未確認です)
容器に関して細かくいうと、
微酸性でもアルミニウムは若干反応する可能性があります。
ただ、微酸性電解水の使用期限は、遮光保存かつ製造から30日〜7ヶ月
(厚生省での規定がないのでアバウト。多分1〜2ヶ月と見たほうがいいかも?)
なので半年ギリギリまで使う気なら非アルミの遮光ボトル、1〜2ヶ月程度ならアルミボトルでも良いのかなという筆者の見解です。
次に、微酸性次亜塩素酸水について。
こちらは塩水(NACL)や塩酸(HCL)の水溶液を電気分解して得られる電解水のこと。
これが、次亜塩素酸水(酸性)です。
次亜塩素酸水は食品の消毒、ウイルスの除菌目的、衣服やペットの消臭・除菌目的などで多用される人体に無害な物質です。
※紛らわしいですが、キッチンハイターなどの次亜塩素酸ナトリウム(塩基性)とは全くもって別物です。
【パルダリウム】次亜塩素酸水は複数ある?植物・水草に使うのは”微酸性”
次亜塩素酸水は、微酸性〜弱酸性〜強酸性まで分類されており、
微酸性はPH5〜6.5、弱酸性はPH2.7〜5、強酸性PH2.7以下と規定されています。
(厚生労働省HP)
パルダリウムに使えるのは、
微酸性次亜塩素酸水(PH5〜6.5)であり、有効塩素50〜80ppm(こちらも規定されている)のものです。
この濃度であれば原液で使用できます。
次亜塩素酸水にはニセモノが存在するので注意!!!
厳密にいえば、ニセモノではないのですが、
Amazonや楽天でさらっと検索すると出てくるものは、
200PPMのPH6前後のもので、
それらは次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を希釈混合し、pH調整した弱酸性次亜塩素酸水溶液です。
つまり、電解水ではない。
次亜塩素酸水≠次亜塩素酸水溶液の2つが存在している紛らわしい状況です。
実際の成分はよくわかりませんが、
NaClO + HCl → HClO + NaCl
ですので、
PH6くらいに調整した、HClO +塩化ナトリウムを含む?水溶液=次亜塩素酸水溶液な気がします。
植物に塩水ぶっかけたらどうなるかわかりますよね・・・?
ってことでどの商品がどこまで信用できるのかが不明ですので自己責任でよく調べ、確かめてから購入することをお勧めします。
ドクタープラスは希釈方法も書いてるのでおそらく大丈夫かなあ?(自己責任でお願いします。)
とまあ、こん感じで色々なリスクも加味すれば、
量産するにしても開封後期限もあるので、
ADA LABさんで買ったほうが安心安全でしょう!
良きパルダリウムライフを^^
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