【水草の種・ベビーハイグロ】初心者におすすめ!簡単な水草絨毯レイアウト水槽の作り方。ミスト式ですぐ完成!!【CO2添加も不要?】
ここ最近、
ボトルアクアリウムをはじめ、安く、簡単に、おしゃれなインテリアとしてアクアリウムができるようになってきました。
今回は誰でも簡単に作れる水草絨毯の作り方を紹介します。
『水草の種』で水草絨毯を作ろう!
最近では、水草を種から栽培できるようになっています。
この、「水草の種」から育てる方法が非常に簡単な為、水草絨毯も簡単に作れるようになりました。
水草絨毯とは?
水草絨毯とは背の低い水草(前景草)で作る水草の絨毯。
基本的に、前景草を綺麗に育てる為には強い光量とCO2が必須な為、
高価な照明とCO2添加システムが必要です。
水草の種はなぜ簡単?
水草の種はカーペットプランツやベビーハイグロという名で販売されていますが、
ハイグロフィラという種類の水草です。
タイガーハイグロもしくは小型のタイガーハイグロ系とされています。
ハイグロフィラポリスペルマをはじめ、
ハイグロフィラ系は丈夫で初心者にもおすすめな水草。
光量やCO2をあまり要求しない為、育てやすい特徴があります。
ハイグロフィラ系は背が高く大きく育つ水草ですが、
水草の種として売っているベビーハイグロは小型で管理しやすい為、
簡単に水草絨毯が作れるのです。
水草の種の育て方
水草の種から育てる方法はいたって簡単。
- 水草用のソイル敷く。
- 霧吹きしてソイル全体を湿らせる(水に浸からない程度に)
- 種をパラパラと蒔く。
- ラップをする
- 照明を当てる(1日5−10時間)
- 発芽して根が張ったら注水
完成!!
※爬虫類用の底面フィルターを敷いて加温すると発芽と成長スピードが早くなります。
水草絨毯を長期維持するためのポイント
立ち上げ初期のメンテナンスを頑張る
しばらくすると底床のソイルや砂や、フィルターにバクテリアが定着して水質が安定します。
それまではメンテナンスを頑張りましょう。
水槽の丸洗いはダメゼッタイ!!
コケが生えたからといってフィルターろ材を丁寧に洗ったり、丸洗いしたりすると、
汚れを分解してくれるバクテリアもいなくなるので絶対ダメです。
水替えも、定期的な掃除も、リセットする場合も、水槽の丸洗いは基本的にNGです。
水槽台に置いたまま水と汚れをホースで吸い出し、ガラス面を掃除しましょう。
(小型水槽用の水替えポンプがあると便利です。)
最初の1ヶ月は頻回の水替えを!!
水槽の立ち上げ初期はソイルの栄養分が溶け出して苔が生えやすい状態です。
最初に出るコケは、水草が根を張り養分を吸収し、バクテリアが定着する事で水質が徐々に安定して自然消滅していきますが、
栄養過多の状態が続くと収拾がつかないほどコケが生えてしまうこともあります。
できるだけ頻回(できれば2日に1回、3〜4分の1)に水替えをしましょう。
徐々に水換え間隔を長くしていきます。
フィルターや生物ろ過材を入れる
フィルターを入れると汚れを物理的に吸い込んでくれたり、ろ過材に定着したバクテリアが有害な物質を分解してくれます。
ボトルアクアリウムではフィルターは入れることができないので水換えで余分な栄養分を取り除きましょう。(生物ろ過材を底床に仕込むとバクテリアが定着し易いです。)
無濾過の予定でも、最初の1ヶ月だけでも活性炭マット付きの外掛けフィルターや水中フィルターを入れといた方が安定し易いです。
ろ過材に関するポイントと豆知識
- 最初の1ヶ月は活性炭マットのフィルターを入れておくと安定し易いです。余分な栄養分を吸着します。(1ヶ月したら必ず取り除きます)
- 2ヶ月目以降も新しい活性炭マットを入れ続けると栄養分を吸着し続けるため、水草も育ちにくくなるのでオススメしません。
- 2ヶ月目以降は、サブストラットプロのような生物ろ過材を入れましょう。バクテリアがアンモニア等の有害物質を亜硝酸や硝酸塩に分解する事で無毒化します。
- (水草だけならそれほど心配しなくても良いですが)亜硝酸塩や硝酸塩も溜まっていくと魚には有害です。定期的な水換えをしましょう。
液肥や固形肥料を添加する
水草の種から育てるとかなりの密度で水草が生えてくる為、
時間経過と共に今度は栄養不足になります。
葉が黄色くなったり白っぽくなってきたら栄養不足のサインなので添加します。
(本当は初期から毎日添加するのが理想です。)
液肥や固形肥料添加のポイント
- 〜3ヶ月は基本的にカリウム剤・鉄剤を、隔日ペースくらいで規定量を添加します
- 3ヶ月以降はカリウム・鉄剤に加えて窒素やリンを含んだ液肥や固形肥料も添加する。
- カリウム剤や鉄剤では苔ができにくいが、リンや窒素は過量になると苔が出やすいので注意する。
おすすめの液肥と固形肥料
↑カリウム剤、鉄剤、窒素リンカリウム剤の液肥セット。ADAをはじめ各社から同じようなものが販売されていますが基本これだけあればOK。
CO2リキッドを添加する
本格的にCO2添加システムを導入するには初心者では敷居が高いと思いますが、
こんな商品もあります↓
果実由来の成分を水槽内の微生物が分解してCO2が発生するというもの。
微量だとは思いますが、ボトルアクアリウム等の小型水槽ではある程度は効果があるのかなと思っています。
実際に水草絨毯ができるのか?検証してみた。
書くだけ書いといて、実際にできないとアレなので水草絨毯の経過をまとめました。
今回はこちらのベビーハイグロシードを購入。
念のため2袋買いましたが、
1袋で60cm水槽でも余裕なくらいで90cm水槽でも1袋で十分なのではないかなという感じです。
今回用意したのは、
20cmキューブ水槽と45F(45*24*16cm)水槽。
Step1. ソイルと流木や石を配置してレイアウトを決める
鉢底ネットやフィルター用の綿を使い、砂とソイルを仕切り、底上げをする為にソイルを敷く前に軽石を仕込んであります。
ソイル:水草一番サンド (20cmキューブ水草)、アマゾニア ライト(45F水草)
20cm水槽はこんな感じ。↓
45F水草はこんな感じ。↓
Step2. 水草の種を蒔き、霧吹きして、ラップして照明
水草の種の袋をハサミで少しカットしてトントン軽く叩きながら蒔くと割と均等に撒けます。
照明:アクアスカイG(45F水槽)、アクアスカイ(20cmキューブ水槽)
照明時間:タイマーで10時間(22時ー08時)
ついでにコブラグラスやウォーターローンも少し植えてます。
Step3.水草絨毯の経過。
3日目。
7日目。
15日目。
20cmキューブ水槽は11日目で注水しました。
1ヶ月目。
45F水槽は1ヶ月育ててから注水してみました。
20cmキューブ水槽は注水後は窓辺管理。
照明:無し
CO2添加:無し
外部フィルター:エデニックV3
ろ過材:charmゲルキューブ+エーハイムカーボン→1ヶ月経過後、サブストラットプロ+charmゲルキューブに変更。
2ヶ月目。現在
45F水槽はトリミング2回、20cmキューブ水槽は1回してます。
45F水槽はCO2添加。
20cmキューブ水槽はCO2無添加。
CO2無添加でも十分に育っています。
かなりの密度で生えているのと、ハイグロフィラは栄養分を結構食うので水替えだけでは2ヶ月くらいで葉の色が若干薄くなってきます。
上記のような液肥を添加しながら水質を調整すると長期維持も出来るでしょう^^
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