【簡単・低コスト】小さな庭池の簡単な作り方。【庭池DIY・ベランダ・メダカビオトープ】
水槽を立ち上げる感覚で、
80cmの小さな庭池を作ってみました。
庭に埋め込むタイプで作りましたが、ベランダでのビオトープにも応用できるので、お家に池が欲しい!!という方は必見。
労力を最小限に抑えた池の作り方です^^
数週間経過して睡蓮の花も咲きました^^
トノサマガエル、トノサマバッタ、エンマコオロギ、、
続々と強そうな名前の生き物たちが池に集結してます笑
こちらは2年目リセット時の様子↓
あたたかくなると、植物はすぐにモッサモサに↓
メダカもたくさんいます。
ハイグロロンを使用すると水引きが楽です。
ダバリア・トキワシノブ・セイヨウシノブ(全部同じもの?)を活着させることもできます。
根の保護にハイゴケや水苔を被せてます。
大まかな池作りの手順。(小さな庭池の作り方)
- 容器を埋める穴掘り。(気合いで!)
- 容器への傷を防ぐ為、掘った穴の底面に砂を敷き、その上に防草シート等を敷いて整地。
- 濾過装置・濾過層作り(もしくは外部フィルターをそのまま…埋める!)
- 野外用の防水の延長コードの配線(もしくはソーラーポンプを使う。)
- フレーム作り(見栄え改善)
- ビオ植物の植栽。
- 生体を入れる。
完成!!
といった感じ。
小さな庭池作りに必要なもの。
使用工具含め一覧。
- プラ船・タライ(池本体
- 池に入れる植木鉢、睡蓮鉢
- スコップ(穴掘り用
- 残土処理用の土のう袋
- 砂・透水防草シート(整地用
- 池用の底床(マスターサンド・硅砂や赤玉土)
- ツーバイフォーの蓋2つ(装飾用・ネット蓋用。コの字にセメダインスーパーXクリアで接着。サビや吸水により経年のずれは発生するのでタッカーや釘でも可。)ワンバイでも可。
- 蓋用のニス(余っていたブライワックスを使用)
- 外敵からの保護用ネット(鉢底ネットや防虫ネットをカットして蓋に取り付け。)
- ツーバイフォー切断用のノコギリ(ホムセンでカットしてもらうと楽。)
- 電動ドライバー・マルチツール(穴空けや木材カットに)
- ホールソー(濾過層作成時のくりぬき穴用)、穴あけドリル (流木穴あけ用
- 延長コード(2分岐用 延長コード 防水コンセント化カバー)
- 外部電源が無い場合:ソーラーポンプ、ソーラーエアポンプ(エアレーション用もしくは水作ジャンボ等のエアポンプ式濾過用に)
- 濾過装置用の容器(dcmの重なる引き出し 無印良品の引き出し)
- 濾過装置目隠し兼、植物活着用にハイグロロン
- 濾過材(濾過ウール濾過材)
- 植物(ビオ植物セット①② 浮草セット睡蓮系
- ボウフラ対策のメダカ(蚊は人類最大の敵。)
- 濾過装置用、水抜きメンテ用の水中ポンプ
といった感じでしょうか。
改良メダカの品種も増えて安定してきたのでこれを機に始めてみるのも良いかもしれません。
【ビオトープ・庭池】池におすすめの容器は?【プラ船・タライ・トロ船】
まずは池の本体となる容器。
2年ほど池を維持してみた感じでは、
80Lのトロ船サイズ、水量が少ない場合はなるべく深底の物がおすすめです。
アクアリウム的な思考でもやはり水量が多い方が安定します。
冬場のことも考えると、水深は40−80cmくらいあると素晴らしいのですが、
穴掘りの労力がとんでもないこと(重要)や、子供が居たりすると危ないので、
労力と安全面を考慮して80Lのプラ船を使用してます。
(ちなみにプラ船は40L、60Lといったラインナップもあります)
この80Lサイズは砂場用の除菌砂を入れたら子供達の砂遊びプールとしても使えるので汎用性高いです(砂も整地の際に転用できるので^^)
プラ船は80Lで1000円台とおそらく一番安価。(チャームオリジナルタライは多少高いですがオーバーフロー穴とか付いてます)
オーバーフロー穴はあった方がもちろん良いですが、DIYでも作れるのと、大雨の際にはエンビ管での排水をしないと間に合わない等あるので高価なメダカ専用なら見栄えよりも最初から機能性重視で作った方がいいかもしれません。
池の穴掘りと整地。砂や防草シート。
写真はまだ途中ですが、容器が地面よりも少し低くなるくらいまで掘ります。
穴掘りが完了したら底に砂を厚めに敷いておきます。
子供たちの砂場として使っていた除菌砂を使いました。なんでもいいですが、20~30kgあればいいかと思います。
砂の上には透水性の防草シートを敷いて底面を整地します。軽く勾配を付けて置きました)
トノサマカエルがたくさん来ます↓(まだ作り始めたところなのに…
(大きめの盆栽鉢?が余っていたので睡蓮用の鉢にしました。ここに水槽で余った水草を植えておけばストックできます。スレイン自体はめちゃくちゃ簡単で冬越しも余裕でできるのでおすすめです。)
睡蓮土や赤玉土を使うと濾過能力が高まるので水が透き通ります。
これだけでも結構な労力です。
プールライナーやモルタルで止水して大きな池を本格的に作りたい!!という場合はそれなりの気合いと覚悟が必要そうです。。
時間に余裕がないのでここから大型化したくなった場合は業者にお願いしたいと思います。。
【ビオトープ・庭池・メダカ池】底床について。赤玉土・ボラ土?ソイル?砂?砂利?
おそらく一番悩む、ビオや池の底面に敷く底床素材についてですが、
メダカの繁殖を目指すならボラ土(日向土)の上に赤玉土を被せるといった感じの使い方が最近では主流?っぽいです。
日向土は低PHの沈む軽石です。赤玉土と相性が良いようでメダカの繁殖にも適しているとのこと。
赤玉土だけだと底床が汚泥化して亜硝酸濃度が高くなるのですが、それを軽石素材の日向土がいい感じに目詰まりを防いでくれます。
底床に関しては、
外管理となるとなんだかんだで1年間で汚れるので毎年水を抜いてリセットするので、高価なメダカ繁殖を目指すとかでなければ、特になんでもいい気がしてます笑
日向土が無くても、大粒の赤玉土だけでも1年は持つので問題ないです。
(目詰まりしにくい素材で言えば多孔質の溶岩砂のマスターサンドを底床に1年間使用しましたが、秋口まではしっかり透明度を維持してくれました。冬場は雪が積もる地域でメダカは避難させるので特に問題なし。夏場も睡蓮鉢に睡蓮用土や赤玉土を使用すればそれだけである程度水質浄化してくれます。)
今年はショートヘアーグラスやコブラグラスの絨毯を作るので、小粒の赤玉土を底床にしてあります。赤玉土は重さがあり、薄く敷いても水草を植えやすく、絨毯を作るのであればおすすめです。
赤玉土は硝酸を吸着する性質があるのですが、崩れ易く汚泥化するとやはり亜硝酸が増え出します。(そこでGEXさんは崩れ易さを改良したろ過する赤玉土を販売してたりします。)
が、1年間でリセットをするのであればやはりアクアリウム水槽のようにそこまで気にしなくてもいいかもしれません。
底床を敷きたくない場合には、ビオ植物の鉢に赤玉土を使用して鉢ごと沈める使い方がメンテも楽でいいかと思います。
池用の簡単なろ過装置のつくり方。
程よく楽する方法で大きな投げ込み式のフィルターを作りました。
スライド式の引き出しを準備(dcmの重なる引き出し 無印良品の引き出し)
dcm店舗にて黒いタイプのが売ってたので購入。
完成図はこんな感じ。
穴空け箇所は、
- 天板の出水パイプ口。
- スライドケース部分と外箱部分の吸水口。
- コンセントのコードを出す為の切り込み。
の4箇所。
ホールソー(12mm〜25mm)くらいで空けます。木工用のドリルだとお猿さんの部分のように砕けます笑
ケース底にスリットがあるので濾過材がある部分は塞ぎます。
吸水口には鉢底ネットを接着。接着剤はシリコンコーキングやセメダインスーパーX等で。
仕切り材は付属品が1枚ありますが、セリアのパンチングプラ板を使いました。
濾過材はエーハイムメック。
ろ過ウールを多めに敷いてゲルキューブとかを入れるならろ過ウールの部分に。
ブラックホールとかの活性炭を入れるなら水中ポンプの上に乗せる感じで。
あとは蓋を閉めて、防水コンセントカバー を付けて完成!!
イメージ的には吸水口から入って濾過材を上から下に水が抜けて水中ポンプへ・・みたいな。
とりあえず、ウール→濾過材→ポンプの流れで水が通れば良し!
池用の水中ポンプの流量はどれくらいあればいい?
80L容器で毎分5−7Lくらいあれば十分かと思います。
バクテリアが定着しさえすれば良い感覚なので、濾過材はたくさんあっても良いですが、
濾過する場合は投げ込み式の水中フィルター やRio +200 くらいで十分。
水抜き用ポンプには毎分20Lくらいがあれば楽ちんですが、使用頻度はそれほど高くないので無くてもそれほど問題ないでしょう。
ビオトープ寄りの池なら大きな水流はいらないですし、穏やかな水の流れがあれば良いので毎分3Lくらいの流量でも問題ないとは思います。
流木や植木鉢を濾過装置の上に乗せてチョロチョロ掛け流しをする感じなら毎分3〜4Lです。
メダカ繁殖容器ならエアレーションだけのことも多く、ビオトープなら無濾過の場合も多く、
睡蓮や蓮があれば直射日光を遮り、水草やビオ植物が過多な栄養分も吸ってくれます。
池におすすめなビオトープ用植物。
シペラスは冬越し出来ずに枯れてしまいましたが、
ナガバオモダカやその他水草、睡蓮は問題なく冬越し出来ました。
通販ならチャームさんのセット(必要なもの一覧参照)がおすすめです。
ウォーターマッシュルーム、ナガバオモダカ?、ミニシペラス(カヤツリ系)ハンゲショウ、ウォーターバコパ、その他チャワンハス、姫睡蓮など。鉢の土は赤玉土や、睡蓮専用土 を使用しました。
水草のアナカリス、カボンバ、マツモ、ホテイアオイ なんかは強力な浄化能力を持つ水草なのでとりあえず入れて置くと水質浄化してくれます。
池の底で水草絨毯を作りたい場合にはニューラージパールやコブラグラス、ヘアーグラスあたりは強い水草なので水中でも水上でも良く殖えます。
害獣対策の方法。蓋や防虫ネットを使おう!
蓋を作る場合。
蓋はツーバイフォーやワンバイフォーで枠用とネット付きの蓋と2つ作成しました。
レンガやピンコロで囲ってもよさそうです。
耐水ニスを塗りお好みの色に仕上げて完成。
鉢底ネットを貼り付けた蓋を、枠用の蓋に乗せれば害獣防止になります。
防虫ネットで囲う場合。
カエルはムリ!!!そんな人もいると思うのでそういう時には防虫ネットを使用すると良いです。
毎日何匹かいて、個人的には無事カエルという縁担ぎもできてステキなのですが、
カエル嫌いの人にとっては毎日玄関前に居るのは地獄らしいです笑
今年は赤玉土にショートヘアグラスを植えている為荒らされないよう、防虫ネットを張りました。
プランター用の支柱にを立てて、防虫ネットで箱型に切って四隅を釣り糸で編み、支柱の四隅はヘアゴムとかで止めて完成。
W60*85*H45cmで作ってます。
これであればビオトープ植物も維持できます。
プランターサイズなら既製品もあります。
水辺が少しあるだけでもお庭の生態系がガラッと変わって癒されますよ^^
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